ようこそ、春日部特別支援学校宮代分校のホームページへ。
校長の四阿久修です。
本校は、春日部特別支援学校高等部の分校で、県立宮代高等学校内に設置されています。
宮代分校の教育目標は、
「可能性を広げ、協働する力と自ら行動する力を育む」です。
今年度は、1年生16名、2年生15名、3年生15名、合計46名の生徒が在籍しています。昨年度に初めての卒業生を送り出し、今年で開設4年目を迎えました。
宮代分校は、知的障害の方が対象の学校です。生徒は、電車やバスなど公共交通機関、又は、自転車を利用して自力で通学しています。日常の授業では、高校生としての学習に加えて、自身の学習上、生活上の困難を主体的に改善・克服ための自立活動や将来の就労に向けた職業教育の充実に力を入れています。
また、宮代高等学校と同じ敷地内にある利点を活かし、体育祭や文化祭などの学校行事を共同で開催しています。さらに、登下校や休み時間などでの何気ないやり取りに加え、職業の授業で制作したパンや農作物の販売を通じて、生徒同士が自然に関わり合う機会を設けています。こうした日々の経験は、生徒が他者との関わりの中で社会性を育み、多様な価値観に触れる貴重な機会となっています。
近年、社会は急速に変化しており、働き方や生き方も多様化しています。そうした時代にあっても、生徒一人一人が自らの可能性を信じ、自立した生活が築いていけるように「協働する力」と「主体的に行動する力」を育むことが大切です。生徒が将来、地域社会の一員として自分らしく働き・生きていけるよう、保護者の皆様、地域の皆様と連携しながら、きめ細かな支援を行ってまいります。
今後とも、何とぞ皆様のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。